リリーフエースが完封 名城大150kmサイド右腕の巧みな投球術に監督脱帽

神戸国際大付時代にサイドスローに転向して頭角

 試合後、安江均監督は絶賛した。投手戦は予想していたが、2点目が遠かった試合展開。勝てば翌日も試合が続くが、温存する選択肢はなかった。

「代えるつもりは全くなかったです。心中するつもりでいましたから。後半も球威が落ちず、色々な球と緩急を使って的を絞らせなかったかな」と快投を称えた。

 神戸国際大付時代にサイドスローに転向し、頭角を現した松本。進学した名城大では、1年秋にデビューした。今春の愛知大学リーグでは、4勝1敗、防御率1.69でMVPに。登板した9試合のうち先発はわずか1試合だったが、チームに流れを呼ぶロングリリーフを続けた。

 2年生ながら、マウンドで漂う貫禄。それでも、松本自身は「バックに助けられた」といたって謙虚。15年前のベスト8を上回るべく、チームは最高のスタートを切った。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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