長打を打つために必要なバレルゾーンとは? 元強打者とデータのプロが実践解説

「バレルゾーン」を元NPB選手が解説
「バレルゾーン」を元NPB選手が解説

都筑中央ボーイズ・都築監督の打球を「ラプソード」で計測した

 バレルゾーンという指標をご存じだろうか。打者なら憧れる、なかなか打つことが難しい本塁打だが、この指標を意識すると、本塁打の確率が少し上がるかもしれない。中学硬式野球の強豪「都筑中央ボーイズ」の会長を務める元ロッテ、巨人、中日の前田幸長氏、元中日の都築克幸監督らが実技を交えて解説している。

 バレルゾーンとは、もっとも長打が出やすいとされる打球角度と打球速度の範囲のこと。打球速度が約158キロ以上で打球角度26~30度、約187キロ以上で同8度~50度とされる。前田氏の公式YouTubeチャンネル「前田幸長のチョコチャンネル」では、都築氏の打球を実際に弾道測定器「ラプソード」で計測。打球速度150キロ、角度24度で飛距離101メートルを記録した。

 日本選手はパワーや体格が理由で本塁打が出にくいとよく言われる。ただ、ラプソードジャパンの山同建氏によると、打球速度158キロを計測するのに必要なスイング速度は128キロ。これは除脂肪体重が65キロあれば可能な数字だという。打球速度を上げるトレーニングと同時に、打球角度も意識すると長打の確率は上がるかもしれない。

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