日本+海外が生み出す化学反応 田澤純一が驚いた来日外国人選手の“変化”

国内外で自由にプレーができる異競技に「すごい」

 時代の移り変わりとともに、野球界も徐々に変化を見せている。フリーエージェント権を持たない選手がメジャーリーグに移籍する時に利用するポスティングシステムは、1998年の成立時から2度の改定を経て、今では選手が複数球団と直接交渉できるようになった。また、以前に比べると、メジャーリーグから日本球界に復帰する選手も増えている。

 広くスポーツ界に目を向けると、サッカー界には海外で活躍する日本人選手が数多く存在。プレーする場として、日本と海外のチームが同じ選択肢に並ぶ環境があることを、田澤は素直に「すごい」と思う。

「サッカー界にはどうやって選手が海外に挑戦したり、日本に帰ってきたりしやすい環境が生まれたんだろうって考えることがあります」

 世界中で親しまれるサッカーと、北中米やアジア圏が中心となる野球では、事情も価値観も変わってくるだろう。だからこそ、国内外問わず選手が自由にプレーする場所を選べたり、自由に発言したりできるサッカー界が新鮮に映るようだ。

「サッカーの場合、Jリーグに入る前から『いずれは海外で』と大きな声で言っている。逆に、海外からJリーグ入りした選手が『日本はここが甘い』と遠慮なく提言できる環境があるのは面白いですね」

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