夜間練習用に光るものも登場 少年野球練習の“定番”シャトル打ちの目的と効果とは?

フィールドフォースが開発したLEDスピードシャトル【写真:編集部】
フィールドフォースが開発したLEDスピードシャトル【写真:編集部】

最近では光るシャトルで夜間練習で使える羽根も登場

 少年野球のバッティング上達法として“シャトル打ち”を日々の個人練習で取り入れている選手も多いのではないだろうか。シャトル打ちとはつまり『羽根打ち』のことで、ミート力のアップにつながるだけでなく、反発性が低いため安全性も考慮されており、野球の練習ではポピュラーなものとされている。軽量のものから、最近ではLED電気を使った光るシャトルも販売され、夜間練習に適したものも出てきている。

 シャトルの芯はコルクのものから最近ではスポンジ素材のものも市販され、投げ手や壁面に当たるようなことがあっても、安心して使用できる。ネットがなくても正面から投げた“球”を効果的に打つことができる。バットの芯で捉えないと、飛ばすことができないため、ミート力を高める練習になる。飛んだとしても、ボールほど飛距離が出ないため、広い場所で行う必要もないのが利点だ。価格帯も10個前後で1000円から2000円以内で購入できる。

 夜間練習をするために“光る”バッティング専用シャトルも販売されている。シャトルの先端がLEDライトにより緑色にライトアップするものも登場した。普通のシャトルだけでも10年以上も改良を進めている野球メーカー「フィールドフォース」ではここ2年で急ピッチに制作した「LEDスピードシャトル」の発売を開始。LED部分は交換用キットを用意しており、取り換えることで、再度使用することができるという。

 商品を開発した同社の吉村尚記代表は「シャトル打ちは昔からやっている練習ですし、夜間でも使えるものはないかと考えました。いつかはLEDを使わなくても自然と発光するようなものができないかなと思っています」と考えることを止めない。以前と違い野球メーカーが、何度打っても壊れないような強度にするなど、野球練習に適したシャトルを制作しているほど。最近ではボールを使った練習を禁止する公園も増えているため、素振りだけでなく、シャトル打ちでバッティング向上のきっかけにしてもらいたい。

(Full-Count編集部)

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