スリッパと柔らかいボールで捕球が上手くなる 握り替えも早くなる“意外”な練習法

捕球から送球まで無駄のない一連の動きが身につく

 キャッチボールで相手の送球を捕る時は、捕球面(手のひら)をボールに向ける。スリッパはグラブより軽いので、まだ力が弱い子どもでも捕球面をボールに向けやすい。また、スリッパは柔らかいため、ボールを包み込むようにキャッチし、グラブの芯と言われる一番深い部分にボールを収める感覚が磨かれる。

 芯で捕る意識を持ちながら、スリッパで捕球したと同時に手首を返し、送球する方の手にボールを握り替える。捕球から送球まで無駄のない一連の動きは小学校高学年や中学生にも不可欠。弓桁監督は「軽くて形は細長く面が平らなスリッパは、正確に捕って素早く投げる動きを覚えられます」と話す。ある程度のスペースがあれば、3人、4人で三角形や四角形をつくってキャッチボールすると、真正面だけでなく横や斜めに送球する動きも入るので、より実践に近い練習となる。

【動画】捕球から送球まで一連の動きが身に付くスリッパを使ったキャッチボール

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