大阪桐蔭主将が大企業を捨て選んだYouTuberの道 プロも教えを請うミノルマンとは?
野球の技術動画をインスタグラムに上げると、わずか3か月で300人から3万人にフォロワーが増加
元々、駅員をしながら、子どもたちに無料で指導などを行っていたが、ある時、インスタグラムで技術動画を上げたところフォロワー数が一気に増加した。「今でこそ多くの技術動画が出ていますが、当時はインスタでやっている人はいなかった。これはもしかしたら……、と思ってやると、想像以上の反響がありました」。当初は300人程度だったフォロワーが、動画を上げていくと、わずか3か月で1万人に到達した。
1つの目標としていたフォロワー3万人もすぐに集まると「これは需要がある」と確信。そこからは全国を飛び回り、元プロ野球選手らが経営する様々な野球塾を見学して情報を集めた。技術は勿論だが、他競技の選手などからの意見も取り入れ、体の使い方などを研究していた廣畑さんは「これなら勝てる」と自信を持って退社。その後はすぐさま野球塾、YouTubeチャンネルを開設し、コロナ禍になってからはオンラインでの指導も開始した。
安定した一流企業を辞めることに周囲は大反対だったものの、「やると決めたら、とことんやる人間なので(笑)」と廣畑さんの情熱は増すばかり。現在、YouTubeとインスタグラムのフォロワーは計13万人を超える。影響力を持つと、自然とモデルを確立できるようになった。
「動画で興味を示してくれた人がオンラインレッスンに参加してくれて。そこでもっと知りたいと思った人が野球塾に来てくれた。野球塾をずっと続けさせるためにも、無限ループになるものを作りたかった。動画→オンライン→塾の3つがグルグル回って。これが大きかった」