まぶしさを防ぐだけではない 曇りの日や打席でも効果が期待できるスポーツサングラス

育成世代にも着用を勧めるサングラスメーカー「ESS」のスポンサー契約選手・正隨優弥(広島)【写真提供:株式会社ノーベルアームズ】
育成世代にも着用を勧めるサングラスメーカー「ESS」のスポンサー契約選手・正隨優弥(広島)【写真提供:株式会社ノーベルアームズ】

レンズは完全に目を覆う大きな形のものがお勧め

 晴れた日には、まぶしさを防ぐグレーレンズを使ったもの、曇りの日はブロンズレンズを使ったものと、2種類のサングラスを使い分けるのが一番良い。ただ、プロが使用するサングラスは3~5万円と高価で、高校野球規定対応モデルでも1万5000円ほどする。主に晴れた日に使うグレーレンズのサングラスでも、汎用性の高い可視光線透過率10~30%であれば、どんな天気でも一定の効果が期待できる。

 サングラスを選ぶ際に大切なのは「フィット感」。黒須さんは「必ず試着して見え方の他に、頭を振ったり野球の動きをしたりして、顔や頭のフィット感やホールド感を確かめた方が良いです。レンズは完全に目を覆うような大きな形のものを選ぶと、隙間からの光の漏れがありません。視界にフレームが入ることもないので、プレーに集中しやすいと思います」と説明する。

 プレーの質を上げたい気持ちはプロも少年も同じ。スポーツサングラスは子どもたちにとっても、天気によるパフォーマンス低下を防ぐ選択肢となる。

(石川哲也 / Tetsuya Ishikawa)

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