選手も感謝「涼しくて良かった」 ポニー全国大会の“夕方”開会式に見えた配慮
開会式を初戦前日の午後6時に開式した
熱戦が繰り広げられているポニーリーグの日本一を決める「マルハンインビテーション大倉カップ 第48回全日本選手権大会」。リエントリー制や中学1年生大会の木製バット使用など、子どもの未来を考えたルールが多く採用されている。22日に行われた開会式にも選手たちへの“配慮”が見られた。開式時間は午後6時だった。
夕日が沈み始め、暑さが和らいだ時間に日本一を決める熱戦のろしが上がった。例年、朝に行われていた同大会の開会式は今年、試合開始日の前日午後6時に始まった。那須勇元事務総長は今大会の準備が始まった4月頃から構想していたと明かす。
「日本一を決める大会で、選手たちが目標にしてきた大会をベストな状態で臨んでほしいですから。暑い中、開会式を行って、疲れた状態で試合を始めてベストの力を出せるはずがない。チーム数が増えたこともあり、前日にやってしまおうと計画しました」
今大会は中学1年生のブロンコ大会を含めると昨季の54を大幅に超える92チームが参加した。新規加盟チームも合わせると、99チームが行進を行ったため「時間的にも長くなることが予想されました」。遠方から参加したチームは22日は移動日。「それならその日にやってしまったほうがいい」と前日開催を決めた。