投球せずに球速を上げる チューブを使って実践できる2種類のトレーニング
投球動作を考慮したトレーニング4種類、それぞれのやり方や注意点を紹介
(1)オーバーヘッド・フライ
1、チューブの真ん中を踏んで両手でチューブを持ちます
2、両腕を横に広げます。このときに肘は少し曲げた状態にしましょう。
※背中が反らないように注意しましょう
(2)オーバーヘッド・ビハインドヘッド・フライ
1、チューブを胸の高さに固定して、両手で持ちます
2、バンザイをするように両手を広げましょう。このときに肘は少し曲げた状態にしましょう
※肩甲骨を背骨側に引き寄せるように意識しましょう
(3)90/90 インターナルローテーション
1、腕を90度横に開き、肘を90度に曲げてチューブを持ちます
2、肘の位置がずれないように気をつけながらチューブを前に引きます。この時、肩が前に出ないように気を付けましょう
※ゆっくり行いましょう
(4)90/90 エクスターナルローテーション
1、腕を90度横に開き、肘を90度に曲げてチューブを持ちます
2、肘の位置がずれないように気をつけながらチューブを後ろに引きます。肩を後ろに引かないように気を付けましょう
※ゆっくり行いましょう
▼参考文献
※1 Oranchuk DJ et al. Effects of a Sport-Specific Upper-Body Resistance-Band Training Program on Overhead Throwing Velocity and Glenohumeral Joint Range of Motion.
J Strength Cond Res. 2021, 35, 11: 3097-3103.
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