82歳の“おばちゃん”が16日のオリvsハムで始球式 指導者歴50年、教え子にT-岡田

山田西リトルウルフの「おばちゃん」こと棚原安子さん【写真提供:山田西リトルウルフ】
山田西リトルウルフの「おばちゃん」こと棚原安子さん【写真提供:山田西リトルウルフ】

大阪・吹田市の「山田西リトルウルフ」でこれまでに1200人超を指導

 オリックスは、京セラドームで開催する16日の日本ハム戦で、大阪・吹田市の少年野球チーム「山田西リトルウルフ」で指導者を務める棚原安子さんが始球式を務めると発表した。現在82歳の棚原さんは50年にわたって子どもたちを指導し、チームの教え子にはオリックスのT-岡田外野手もいる。野球で地元に貢献し、大阪を元気にしている功績から大役を任された。

 オリックスは昨年から、大阪の街を明るくすることなどに貢献した“地元のヒーロー”を本拠地に招く「なにわのHERO始球式」を実施している。5回目の大役に白羽の矢を立てたのは、山田西リトルウルフで82歳になった今もノックバットを握って指導する棚原さんだった。

 棚原さんは1972年に夫とともにチームを立ち上げ、「おばちゃん」の愛称で親しまれている。これまでに指導した少年野球の子どもたちは1200人を超え、その中にはT-岡田もいる。指導方針に「野球を通して、世の中で働ける子どもの育成」を掲げ、子どもや保護者が直面する野球以外の悩みも解決。厚い信頼が寄せられ、現在も140人を超える選手が所属している。

 これまで「なにわのHERO始球式」には、帰宅途中に橋から飛び降りた女性を救助した大阪市に住む元高校球児や、「大阪をご機嫌な街に」をモットーにして看護に携わる人が働きやすい環境を整えた大阪府看護協会の元会長らが登場している。

 82歳でも子どもたちと一緒にグラウンドで動く棚原さん。大舞台で、どんな1球を投じるのか注目される。

(Full-Count編集部)

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