炊飯器のタイマーには注意点 お米のプロが忙しい野球ママに勧めるご飯の炊き方

“お米の博士号”お米マイスターの資格を持つ松下祐さん【写真:小林靖】
“お米の博士号”お米マイスターの資格を持つ松下祐さん【写真:小林靖】

夏場のタイマー機能は注意が必要 氷か冷蔵庫の活用がお勧め

 野球ママが最も忙しいのは朝だろう。起床してから、お米を計量して、研いで、水を替えてという時間がなく、前夜に炊飯器のタイマー機能を使うケースがある。この時、注意が必要になる。特に夏場は夜中でも気温が高いため、炊飯器の中に水を入れたお米をセットしておくと、雑菌が繁殖する恐れがあるという。松下さんは、2つの方法を勧めている。

「炊飯器の中に入れる水を氷に変えると水温を低く保てます。または、長時間の浸水はお米の表面のでんぷん質が溶けだして食感が悪くなる面はありますが、研いだお米に水を入れ、ラップをかけて冷蔵庫に入れておき、朝起きてから早炊きします」

 時短でご飯を炊く時にも、お米と水の量を料理用のはかりで正確に計測すれば、おいしさは増す。炊き上がりも時間を置かず、すぐにほぐすと余分な水分が飛び、味は保たれる。時間に追われる中でも、ひと手間、ふた手間が大きな味の違いとなる。

(新保友映 / Tomoe Shinbo)

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