2年連続全国出場の女子野球部が初体験 体と脳を鍛える「ライフキネティック」とは?
とっさの判断力や予期せぬ動きへの対応力アップに効果
ボールが2つになると脳、手、足と働かせる場所が増え、さらに目の動きも加わる。選手たちは声の出し方や捕球に失敗し、悪戦苦闘していた。「GXA野球教室 神奈川・横浜戸部校」でスポーツリズムトレーニングのインストラクターを務め、ライフキネティックの公認トレーナーでもある渡辺智典さんが指導。「脳機能を改善し、短期記憶や状況判断などが養われ、野球のプレーにも生きてきます」と効果を説明する。
「様々な角度から来るボールを目で見て何をすべきか判断するため、とっさの判断力が養われます。野球の守備や走塁は、打球や投手の動きによって判断が変わります。予期せぬ動きに対応し、動きの選択肢を増やすことができます」
身体能力が高くても、判断の正確さやスピードを欠けば、プレーに生かせない。また、渡辺さんはウォーミングアップにライフキネティックを取り入れる別のメリットも挙げる。「脳を活性化させた状態で練習に臨めます」。筋力や技術に加えて脳も鍛えれば、パフォーマンスアップが期待できる。