音楽とリズム導入で体の動きに変化 “新感覚トレ”が切り開く野球の未来

茨城・岩瀬日大高女子硬式野球部の選手たち【写真:川村虎大】
茨城・岩瀬日大高女子硬式野球部の選手たち【写真:川村虎大】

岩瀬日大高女子硬式野球部が体験、1時間半で外野守備の向上実感した選手も

 難しく考える必要はない。音楽を聴き、リズムを刻むだけで野球の技術向上につながるという。最近はDeNAのウオーミングアップでも取り入れられたこともあるなど、野球界にも広がっている「スポーツリズムトレーニング」。先月初めて体験した茨城・岩瀬日大高女子硬式野球部の選手たちも、わずか1日で効果を実感していた。

 岩瀬日大高のグラウンドにアップテンポの音楽が響く。女子硬式野球部の選手たちは、手や足でリズムを刻む。リズムトレーニングには、リズム感を高めることで運動能力を向上させる狙いがある。より多くのリズムを身に付けると、投球やゴロ捕球でタイミングを取りやすくなったり、打席でタイミングを外された時の対応力を上げたりする効果が期待できるという。

 難易度に応じて、様々なテンポや体の動かし方がある。ただ、岩瀬日大高で指導したスポーツリズムトレーニングのインストラクター・渡辺智典さんは「音楽を聴くだけでもいいです。大事なのは、つい体が動いてしまう感覚」と話す。

初体験の主将「頭で分かっていてもできなかった動きがスムーズに」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY