最終回ピンチでも「自信あった」 西武Jr.の女子投手に監督も絶賛「度胸満点」

試合を締めたライオンズジュニア・後藤音美さん【写真:宮脇広久】
試合を締めたライオンズジュニア・後藤音美さん【写真:宮脇広久】

最速118キロ右腕の後藤音美さん「絶対に点は入れさせないつもりでした」

 小学生の実力者が集う「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」が27日に開幕し、神宮球場での第2試合では埼玉西武ライオンズジュニアが中日ドラゴンズジュニアとの初戦に9-0で5回コールド勝ち。最速118キロの右腕・後藤音美さんが試合を締めた。

 最終回となった5回の守備。先発してドラゴンズジュニア打線をノーヒットに抑えていた小林優希くんが、2死から初安打を許して降板。2番手で登板した亀山季哉くんも二塁打を浴び、大量リードがあるとはいえ、2死ニ、三塁となった。ここで後藤さんに出番が巡ってきた。

「普段のチーム(北本中丸ブレーブス)では先発することが多いのですが、ライオンズジュニアに選ばれてからは、ピンチで登板することが多いので、自信はありました。緊張はしましたが、絶対に点は入れさせないつもりでした」

 最初の打者に四球を与えて満塁としたものの、落ち着いて最後の打者を三ゴロに仕留めゲームセット。元西武左腕の星野智樹監督は「負けん気の強い子で度胸満点。ピンチでも安心して送り出せる子です。女子はチームに1人ですが、関係なく溶け込んでいます」とうなずいていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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