ノーノー食らった翌日に衝撃の2HR 燕Jr.の1番が言い聞かせた「下手なりに全力で」

前日27日はノーノー食らって敗戦「一番多く打席に立ったのに…」

 大会初日の27日は対照的に、ファイターズジュニアの最速130キロ左腕・竹内樹生くんにノーヒットノーランを食らい完敗。しかも無四球で、出した走者は敵失による1人のみだった。やはり1番で出場していた菊池くんは3打数無安打。チームにとって唯一のチャンスだった3回2死三塁で一ゴロに倒れ、最終回に捕邪飛で最後の打者となったのも菊池くんだった。

「昨日は相手投手がすごかったのも確かですが、僕は一番多く打席に立ったのに1本も打てず、悔しい思いをしました」と吐露。「今日は、下手は下手なりに全力でプレーしようと自分に言い聞かせて臨みました。しっかりできたことが、こういう結果につながったと思います」と留飲を下げた。這い上がろうという強い意思が、好結果を呼び寄せた。

 度会博文監督は「先頭の菊池が勢いをつけてくれて、チームはそのまま波に乗れました」と称える。打って走って、八面六臂の活躍。菊池くんが「憧れの選手はヤクルトの山田哲人さん」とトリプルスリーを3度達成したスター選手の名前を挙げたのは、自分の持ち味に合った目標設定と言えそうだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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