調子の波を抑える試合前日の練習方法 大阪桐蔭元主将がおすすめする“横素振り”

大阪桐蔭元主将の「ミノルマン」こと廣畑実さん【写真:白永崇大】
大阪桐蔭元主将の「ミノルマン」こと廣畑実さん【写真:白永崇大】

大阪桐蔭で主将を務め、現在はミノルマンの愛称で野球の技術などを伝える廣畑実さん

 試合で結果を残すため、前日に準備したい練習方法とは? 大阪桐蔭で主将を務め、現在はミノルマンの愛称で野球の技術や知識を伝えている廣畑実さんは「体の開きが打てない原因になる」と、投手の方向を向かない“横素振り”を推奨している。

 小中学生の試合は土日に行われることが多く、その前日(金曜日)にやっておきたい練習方法が“横素振り”だ。普段の素振りは投手方向を意識しながらスイングをするが、体(主に胸)は「どんどん開いていく」と指摘する。

 試合直前の最終調整では、体の開きを抑えることを意識していきたい。右打者なら一塁側、左打者なら三塁側に顔や胸を向け、投手側に回転しないように横向きで素振りすると効果的だという。その他には真下にバットを振る「縦振り」と言われるスイングも「おへその前で綺麗に手が返る」と、これも開きを抑える効果がある。

 試合前以外の練習法ではストライクゾーンを内角、真ん中、外角を3分割し、さらに高め、真ん中、低めを3つに分ける“9コースの素振り”を勧めている。

「金曜にスイングの仕方を間違えると、土日の試合に影響が出ます」と廣畑氏。

 全てのストライクゾーンに対応する“9コースの素振り”、そして、最終調整として体の開きを抑える“横素振り”を行い試合に挑みたい。

(First-Pitch編集部)

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