坂口智隆氏「見せるのが一番早い」 独立L・火の国で始動…自ら動く“コーチ修行”

火の国サラマンダーズで臨時コーチを務める坂口智隆氏(左)【写真:橋本健吾】
火の国サラマンダーズで臨時コーチを務める坂口智隆氏(左)【写真:橋本健吾】

九州アジアリーグ「火の国サラマンダーズ」で臨時コーチに就任した坂口智隆氏

 近鉄、オリックス、ヤクルトで20年間プレーし、昨季限りで現役を引退した坂口智隆氏が1日、独立リーグの九州アジアリーグを戦う「火の国サラマンダーズ」の春季キャンプに臨時コーチとして参加した。指導者への第一歩を踏み出し「全てが新鮮な気持ち。NPBを目指す選手たちの手助けになれば」と語った。

 オリックス時代にお世話になった馬原孝浩監督への恩返しという気持ちで、臨時コーチのオファーを受けた坂口氏は、キャンプ初日から精力的に動き回った。NPBを目指す選手たちに向け、身振り手振りで熱血指導を行った。

 多くの選手がアドバイスを求める場面もあり「初めて独立リーグの選手と接しましたが、貪欲に聞いてくる。細かい所も聞いてくるので、そこにアプローチしていければ。楽しく野球の会話をできた。その中で選手がチョイスしてくれればいい」と、充実した表情を見せた。

 今後も月に数回程度の指導を行っていくことになる。「言葉で伝えるのはすごく難しい。伝える力は選手にとってすごい重要。だから、実技でも見せられるように。選手に見て、吸収してもらえれば。見せるのが一番、早い。頑張っていきます」と語っていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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