「まだやれるだろ、いけるだろ?」 戦力外から“NPB復帰”目指す右腕とエースの約束

通算182セーブをマークした馬原監督の指導「今までにない感覚」
火の国サラマンダーズでは心強い存在がいる。同じ熊本出身で、ソフトバンクとオリックスで通算182セーブをマークした馬原孝浩監督に多くを学ぶつもりだ。すでに、身振り手振りで指導を受ける場面もあり「単純でシンプル。今まで考えすぎて色々な動きをやっていた。今までにない感覚で分かりやすい」と、手応えをつかんでいる。
NPB復帰が簡単でないのは分かっている。本来の投球を取り戻し、リーグで圧倒的な成績を残すことが、第一条件だろう。
「他にない魅力を出さないといけない。平均的な投手はたくさんいる。僕は強い真っすぐで空振り、ファウルを取れないと。1軍で投げていた時以上のものが必要。チームで一番勝てる投手にならないといけない。やるだけです」
昨年は四国アイランドリーグの高知から元広島の藤井皓哉投手がソフトバンクで復帰し、中継ぎとしてブレークを果たした。移籍期限となる7月いっぱいまでに、山口も続くことができるか、注目が集まる。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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