野球を始めた子どもにお勧めのバットは? 専門店の社長が解説する選択のポイント

野球を始めた子どもにお勧めするバットの選び方を道具のプロが解説【写真:橋本健吾】
野球を始めた子どもにお勧めするバットの選び方を道具のプロが解説【写真:橋本健吾】

野球専門店「ミチイスポーツ」の道井義之社長「一番長く持ってしっかり振れるサイズを選んでほしい」

 子どもたちが野球を始める際に、必要な用具の一つがバットだ。野球未経験の保護者は「どれを買えばいいのか?」と悩むこともあるだろう。西日本最大級の野球専門店「ミチイスポーツ」の道井義之社長が、おすすめのバットを解説してくれた。

 長さ、重さ、素材と種類が多く、価格帯も1万円を切るものもあれば、3~4万円と高額なものもある。子どもたちはバットにボールが当たることで野球の楽しさを覚える。それだけに、購入時の失敗は避けたいところだ。

 小学校低学年には体格を見つつ、70センチ~76センチの長さを勧めている。道井社長は実際にバットを振ってもらいスイングの形を確認し「子どもだったら、目安として(長さは)は腰に合わせるぐらい。グリップを余すのではなく、一番長く持ってしっかり振れるサイズを選んでほしい」とアドバイスを送る。

 子どもが使うバットの素材は主にカーボン、ウレタン、金属の3種類。カーボンは軽いのが特徴で、ウレタン(主に複合バット)は飛距離、そして金属は重さや飛距離が平均的だという。

 近年、各メーカーが力を入れているのは複合バットだが「価格も高く初心者にはお勧めしません。飛距離に憧れを持つ親、子どもは多いですが“ボールに当たる”ことを考えればいいと思います。実際に一番、売れているのは金属バットです」と語る。体に合ったバットを選んで、子どもたちに野球の楽しさを実感させたい。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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