レフトとライトは「早く動かない」 GG賞4度…坂口智隆さんが語る“構え”の使い分け

左翼&右翼はスタートを遅くし、判断力を重視

 左翼と右翼は守備範囲が広くないため、自分が任された範囲の打球をより正確に判断してから動いていた。スタートは極端に遅くしていたという。

 また、左翼や右翼はライン際に切れる打球の判断やクッションボールの処理など、動きの早さより判断力が求められると考えていた。守備位置での構え方も中堅の時とは違っていた。

「左翼と右翼の時は両手を両膝に置いてどっしりと構えていました。やる気がないように見られがちですが決してそうではなく、すぐに動き出さず正確に判断することを意識するためです。左翼手と右翼手は早く動かない方が良いですし、仮に動きに遅れが出てもカバーできるように中堅手がいます」

 広いスペースを、わずか3人で守る外野手。それぞれのポジションの役割や動き方を明確にすると、チームの守備力アップが期待できる。

(First-Pitch編集部)

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