世界で無敵の侍J女子代表に潜む課題とは? 元阪神の木戸ヘッドが望む中高生の台頭

W杯7連覇へ…中島監督「しっかり準備しなければ」

 侍ジャパン女子代表の中島梨紗監督は「あのNPB球団のユニホームを着てプレーしたいという小、中学生の女の子が増えているのは事実です」と明かす。さらに「その3チーム以外にも素敵なチームがある。そういう場所をつくっていただいていることに感謝しています」とうなずく。

 中島監督はアジアカップ制覇の余韻に浸る暇もなく、W杯に視線を向ける。「日本の良さである守備力と投手力の高さ、打撃では次の打者につないでいく意識を、もっともっと上げられると思っています。世界一を獲るという強い意志を持って、しっかり準備しなければ」と表情を引き締めた。

「これだけ強い女子日本代表があるのに、国内でもまだまだ知らない人が多いのは寂しい」と木戸ヘッドは語る。アジアカップ制覇の勢いをそのままに、広島で行われるグループラウンドは、認知度アップのまたとないチャンスになるはずだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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