コントロール向上の鍵は? 161キロ右腕が重視する「プレートの幅」「横向きの時間」

横向きの時間を長くし、体の開きを抑える

 由規は制球力アップのポイントに、プレートの左右の幅を真っ直ぐ捕手方向に引いたラインの中に投球動作を収める意識を挙げた。実際にプレートから捕手の方へ線を引いて、投球フォームを確認すると分かりやすい。

 投球フォームで意識するのは「横向きの時間を長くすること」。右投手の場合は、左足を上げて体重移動している間、できるだけ三塁側に胸を向ける時間を長くして投げる。そうすることで体の開きを抑えられ、プレートの幅からはみ出さずに投球できる。また、力を逃がさずに溜め込んで捕手の方向へ伝えられる。

 速い球を投げるには体を大きく使うことをポイントに挙げる。球速とコントロールを両立するには「プレートの幅の中で、いかに体を大きく使えるかが大切になります」と話した。投手をしていると、球速もコントロールも必要性を感じる。ただ、同時に追い求めると、どちらも思い通りに向上しない可能性がある。

(間淳 / Jun Aida)

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