盗塁を成功させる“極意”とは? 歴代7位の415盗塁誇る韋駄天が注視する投手の動き
塁上での雰囲気づくりで相手バッテリーと駆け引き
盗塁を成功させるために必要なものとは? 盗塁王のタイトルを4度獲得した元近鉄・大石大二郎さんが“塁を盗む”極意を明かす。「足にもスランプがある」と考えていたからこそ、現役時代は成功の確率を高める方法を模索。少年野球や高校野球の選手にもヒントとなるはずだ。
わずか数秒で試合の流れを変える。盗塁は時に勝敗を決めることもある。大石さんは、その足で何度もチームに勝利をもたらした。盗塁王に4度輝き、プロ野球歴代7位の通算415盗塁(近鉄の球団記録)を記録している。
盗塁の結果を大きく左右するのがスタート。出塁すると、相手投手の足や手元など特定の場所に集中するのではなく、体全体を視界にとらえていた。