「なぜうちの子を使わない?」少年野球で保護者の過干渉…“苦情ゼロ”にした方法とは
筑波大の現役大学院生がコーチを務め、完全実力主義を徹底している
保護者が監督やコーチを務めることによる問題点は、現場でも指摘されている。子どもと同時に“卒団”するケースでは指導方針などが引き継がれず、あとから入部した子どもや保護者を失望させてしまうこともある。また、保護者が「なぜうちの子を使わないのか」といった苦情を訴えることは決して珍しくない。
しかし、春日学園少年野球クラブでは理論に基づく指導と、第三者による完全実力主義のレギュラー選びを徹底。2013年にチームが創設されて以降、保護者から苦情が寄せられたことは一度もないという。
「週末1/4ルール」や「脱・勝利至上主義」など“春日ビジョン”と呼ばれるルールを定め、次世代の少年野球のモデルケースとして注目されている「春日学園少年野球クラブ」。一貫した指導方針は県を越えて広まり、部員数も右肩上がりで増えている。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)
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