根尾、藤原ら同級生に刺激 大阪桐蔭“最強世代”の2番打者の今とプロへの葛藤

「青地スマイル」の愛称で知られる笑顔【写真:喜岡桜】
「青地スマイル」の愛称で知られる笑顔【写真:喜岡桜】

「叶うならば同じ舞台に」同級生から感じるレベルの高さ

 しかし、元チームメートからプロの壁の高さも感じていた。「藤原は早いうちから(1軍の試合に)出てくると思っていました。でも、あれだけ苦しんでいる姿を見ると、やっぱりプロはそう簡単じゃないと思います。もちろん叶うならば(元チームメートの4人と)同じ舞台に立ちたいんですけど、なかなか僕の実力不足もあって、難しいかなと思っています」と現在の心境を吐露した。

 まずは次の戦いへ集中する。同大は2010年春からの4季連続優勝以降、昨年までの19季中15回がBクラス。しかし、青地が主将に就任し、今春は12季ぶりの2位へ躍進した。「春は優勝決定戦まで行って勝ちきれませんでした。『決勝まで行く、そして神宮へ行く』、これを常々チームに言い続けていますので、そこはなんとか達成したいと思います」と秋のリーグ戦優勝を誓った。

 自身の役割についても「劣勢の場面で力を出せる選手であるよう、常々自分に言い聞かせています」という青地。持ち前のスマイルとプレーで、プロ入りした4人も驚く活躍を期待したい。

(喜岡桜 / Sakura Kioka)

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