イレギュラーに最も対応できる捕り方とは 元燕の名手が勧める最適な“グラブの向き”

オリックスやヤクルトなどでプレーした大引啓次氏【写真:伊藤賢太】
オリックスやヤクルトなどでプレーした大引啓次氏【写真:伊藤賢太】

大引啓次氏がオンラインイベント開催、少年野球の子どもの悩み解決

 ゴロを捕る際にベストなグラブの向きは、指導者によって考え方が異なる。オリックスやヤクルトなどでプレーした大引啓次氏は「どれも間違いではありません」とした上で、「前ならえ」の腕をそのまま下げたグラブの向きを勧めている。イレギュラーに最も対応できる形だという。

 大引氏はオリックス、日本ハム、ヤクルトの3球団でプレーした。主に遊撃手を務め、堅実な守備が高く評価された選手だ。

 少年野球の子どもや保護者に向けた技術向上プログラム「TURNING POINT」の会員限定で19日に開催されたオンラインイベントで、大引氏が柔らかいグラブさばきのポイントの1つに挙げたのがグラブの向き。プロに入るまで様々な指導者から「グラブの面を上に向ける」、「グラブを立てる」など助言を受けたが、たどり着いた答えは「前ならえ」だった。

 大引氏は内野ゴロに対し、「前ならえ」から真っすぐ腕を下げたグラブの向きで捕球する。グラブの中指と薬指の付け根辺りで打球を収めるという。その際、グラブでボールをぎゅっと握るのではなく、柔らかく包むイメージで捕球する。

柔らかいグラブさばきのコツは連動「投げるために捕っている感覚です」

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