肘の靭帯は全力投球に耐えられない 筋肉を鍛え故障を予防する“バットトレ”
肘を守る方法とは? バットを使った5つのトレーニングを紹介
用意するものはバットだけです。
(1)オーバーヘッドスピネイション、プロネイション
1、ボールを投げる位置でバットを持ちます
2、肘は直角よりやや浅い角度とします
3、その位置でゆっくりと手首をクルクルと回します
4、回す幅は可能な限り最大としてください
5、手首を20回繰り返し回します
※負荷量が大きければバットを短く持つなどの工夫が必要です
(2)ニュートラルリストラディアルバットサークル
1、まずバットを上向きに垂直に持ちます
2、肘を直角に曲げた状態で手首をまっすぐに保ちます
3、時計回り、反時計回りにバットを小さな円を描くように回します
4、時計回り20回、反時計回り20回繰り返します
※負荷量が大きければバットを短く持つなどの工夫が必要です
(3)ニュートラルリストウルナーバットサークル
1、まずはバットを下向き垂直に持ちます
2、肘を直角に曲げた状態で手首をまっすぐに保ちます
3、時計回り、反時計回りにバットを小さな円を描くように回します
4、時計回り20回、反時計回り20回繰り返します
※負荷量が大きければバットを短く持つなどの工夫が必要です
(4)ラディアルバットデビエーション
1、肘を直角に曲げた状態で親指を上に向けた状態でバットを持ちます
2、ハンマーを打つ要領でバットを上下に動かします
3、バットの上下運動は20回繰り返します
※負荷量が大きければバットを短く持つなどの工夫が必要です
(5)ウルナーバットデビエーション
1、肘は曲げずに手首をまっすぐ保った状態でバットを持ちます
2、バットの先端は後ろ向きです
3、この状態でバットの先端を上下させます
4、バットの上下運動は20回繰り返します
※負荷量が大きければバットを短く持つなどの工夫が必要です
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(Full-Count編集部)
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