理想フォームに欠かせぬ「5つのポイント」 元中日エースが重視する投げる“前と後”

特に重視したポイントは2つ 軸足と投げ終わりの前足

 そのためのチェックポイントが吉見さんには5つあった。

1、軸足(右投手は右足)
2、体重移動(並進運動)
3、地面につく前足(右投手は左足)
4、回旋運動
5、投げ終わりの前足

 投球は「1」から「5」の順番で体を動かす。軸足で真っすぐ立ち、軸足から踏み出す足へ体重移動、体を回して球を投げ、最後は踏み込んだ足で立つ。

 吉見さんが特に重要視していたのは「1」と「5」。最初の動きを正確に身に付けて安定させないと、「2」以降の動きに影響が出る。「1」のポイントは軸足で真っすぐ立つこと。動き自体はシンプルだが、選手によって差が生まれる。

 軸足で立つ時は足の裏の母指球(親指の付け根)に体重を乗せるのが一般的だが、吉見さんは中指と薬指の付け根で立つイメージを持っていたという。

「母指球で立つのも間違いではないと思います。自分に合った立ち方を見つけるのが大切です。注意するのは、かかとに体重が乗らないようにすることです」

かかとに体重が乗らないように注意、横向きの時間は長く

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