声を出さない選手は「野球を知らない」 少年野球日本一チームが徹底する“3つの瞬間”
ミスの原因を確認、共有、同じ失敗を防ぐ「反省」の声
最後の「反省」は、ミスが出た時に必要となる。カバーリングに遅れが出た場合など、プレーのどこに問題があったのか確認する。声に出すことで、同じ失敗を繰り返さないようにする目的がある。
辻監督は声を出さない選手の特徴に「野球を知らないこと」を挙げる。意思はあっても、どんな声を出せばいいのか分からないのだ。他のチームから移籍してきた選手は野球の技術自体が高くても、多賀少年野球クラブのスタイルを理解するまで声が出ないという。
「声が出る選手は野球を知っています。声が出るのは、自分が直接関わるプレー以外にも注意を向け、次の動きや次の次の動きも考えているからです。内気に見える選手も野球を理解すると、だんだんと声が出てきます」
チームスポーツの野球には、仲間との意思疎通や連携が欠かせない。「準備・予測」「指示」「反省」。3つの声出しが、プレーの質やチーム力を上げる。
(First-Pitch編集部)
少年野球指導の「今」を知りたい 指導者や保護者に役立つ情報は「First-Pitch」へ
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/