週1回でも野球上達と怪我の予防に効果 自宅でできるストレッチとトレーニング

リーチ&体重移動 下半身のバランス感覚養うメニュー

 もう1つは「腕倒しストレッチ」。横向きに寝て、右肘を90度曲げる。その後、手のひらを地面に近づけるように左手でゆっくりと押していく。これも、10秒を1セットとして、3回繰り返すことを勧めている。

 下半身のバランス感覚を養うメニューでは、「リーチトレーニング」と「体重移動トレーニング」を紹介した。「リーチトレーニング」は投球動作と同じように、右投げの選手であれば軸足となる右足一本で真っすぐ立つ。左足は地面につかないようにしながら、できるだけ遠くまで伸ばす。下半身のバランスや筋力アップが期待できるという。

「体重移動トレーニング」も投球の動きを活用したもので、軸足に乗せた体重を踏み込む足へ移動する。右投げの場合、左足に体重を乗せた後、片足で10秒キープする。バランス能力の向上を目的としている。

 どんなに技術が高い選手も大きな怪我をすれば長期離脱を余儀なくされ、最悪の場合、野球を続けられなくなる。痛みや違和感があった時の検査と、普段のストレッチが野球を長く続ける大切な要素となる。

【動画】「怪我に強く、上手な野球選手になるため」に 埼玉医科大スポーツ医学研究部が紹介したトレーニングメニュー

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