週1回でも野球上達と怪我の予防に効果 自宅でできるストレッチとトレーニング

イベントでトレーニング方法をレクチャーする様子【写真:間淳】
イベントでトレーニング方法をレクチャーする様子【写真:間淳】

埼玉医科大学スポーツ医学研究部がトレーニングプログラムを紹介

 埼玉県野球協議会が2月に西武の本拠地・ベルーナドームで開催したベースボールサミットでは、無料の肩肘検診に加えて、専門家がトレーニングメニューを紹介した。怪我を予防したり、力を最大限に発揮する体の使い方を身に付けたりする内容で、自宅でも続けられる。

 大きな怪我を防ぐため、肩肘の検診と日頃のストレッチは両輪となる。西武をはじめ県内にある野球団体で構成する埼玉野球協議会は、競技人口の減少に歯止めをかけようとイベントを開催している。

 2月のベースボールサミットでは、埼玉医科大学スポーツ医学研究部が「怪我に強く、上手な野球選手になるため」のトレーニングプログラムをイベント参加者に紹介した。週1回でも継続すると効果が期待できるという。

 トレーニングプログラムは10種類以上に及ぶが、それぞれ数分で終わるものが多い。例えば、肩の後ろの柔軟性を高めるメニューには、「肩引っ張りストレッチ」と「腕倒しストレッチ」がある。

「肩引っ張りストレッチ」は右投げの場合、四つん這いになって右手を左手の下に入れて重ねる。次に右手を90度回転させて地面と垂直にする。そして、左手で右手を抑えながら、体重を後ろにかけて右腕を伸ばしていく。10秒を3セットが目安となっている。

リーチ&体重移動 下半身のバランス感覚養うメニュー

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