怒声や罵声、親の負担もなし…大阪で発足の少年野球チームが提唱する“子どもファースト”

女子選手が増えたからこそ、重要なのは女子コーチ

 試合が多いと「勝ち」と「負け」が生まれ、「レギュラー」と「控え」が分かれてくる。そこが原因で保護者のトラブルが生まれてくることも多い。

「私たちはまず運動能力を上げて、基礎を徹底しないといけないと思っています。試合をしたいのであれば、できるチームにいけばいいと思っています。そういう試合で会得する技術も多いと思います。でも私どもは考えを曲げない。ぶれないので、賛同した方のみが入ってきてくれています。前のチームでは全然うまくならなかったけど、うちにきて急にうまくなった子もいます」

 寝屋川市でも野球が盛んだったが、最近では「毎年チームは減っていますね」と野球人口の減少を実感している。

「うちのチームの子どもたちは、めちゃくちゃ仲がいい。4歳から12歳まで学年の垣根が全くないですね。なんでかな? と考えたとき、試合を多くしていないからだと思います」

 最近では女子選手が7人も入部した。眞壁代表は「これからは女性コーチが重要になる」と訴えていた。野球経験がないからこそ、当事者の目線に立って、チーム運営をしなくてはいけない。たとえ、野球経験があったとしても時代の流れによってカスタマイズし、悪しき習慣は払拭していかなくてはならない。

【実際の写真】前回よりタイムが上がった! レジリエンスソウルの走り方指導の様子

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